あなたは「VTuberになりたい！」と思ったことはありませんか？
この記事では、VTuberになるために必須となるVモデルについて、無料で使える「フリーモデル」のメリットとデメリットの解説とおすすめのフリーモデルの紹介をしています。
VTuber初心者さん向けに、フリーモデルを実際に動かす方法も簡単に解説しているので是非参考にしてみてください！
それでは、解説していきます。
VTuberとVモデルの関係性
VTuberとは
VTuberとは仮想キャラクター、いわゆるVモデルを通じて配信などの活動を行う人を指し、現実の顔を隠し、自己表現の幅を広げることで、独自の魅力を発揮できる点が特徴です。個人のプライバシーを保護しながら、自己表現や発信、人々とのコミュニケーションが可能であり、また、情報通信産業の発展した現代においては個人でも活動ができるため、始めるハードルが低いことが多くの人がVTuberに憧れる理由の一つとなっています。
VTuberにとってのVモデルとは
VTuberは素顔や年齢などの個人情報を隠して配信し、視聴者からはVモデル自体が配信者そのものと認識されます。そのため、Vモデルは配信者が個性やキャラクター性を表現したり、視聴者に親しみやすさを持ってもらったり、存在を認知・記憶してもらうためにとても重要な要素の一つとなります。
また、配信者にとってVモデルは、世界に発信し多くの人とつながるためのもう一人の自分になれる存在なので、自分だけのVモデルは活動のモチベーションを高めてくれます！
フリーモデルを利用するメリットとデメリット
VTuberにとってのVモデルの重要性について説明しましたが、ここからはVモデルの中でも「フリーモデル」と呼ばれるものについてと、フリーモデルを使うメリットとデメリットを解説していきます。
フリーモデルとは
Live2Dフリーモデルをご存じでしょうか？名前の通り、無料で使えるLive2Dモデルです。
YouTubeなどでよく見かけるVTuberのような個性的なLive2Dモデルを制作するには、イラストやモデリングの技術が必要で、自分で習得するのには時間がかかったり、プロに依頼すると多額の費用がかかったりと、入手するためには多少のハードルがあります。
対して、フリーモデルは完成したLive2Dモデルを無料で手に入れることができるため、手軽にVTuber体験ができます。ただし、利用の際には作者が設定した利用条件やクレジット表記などに注意が必要で、VTuberとして配信をしてお金を稼ぎたい人は、利用前にライセンスや利用規約をよく確認することが重要です。
フリーモデルを利用するメリット
配信環境の確認に最適
フリーモデルをおすすめする1つ目の理由は、VTuberとしての活動開始前にVモデルを動かすための環境が整っているか確認できるためです。
VTuberとして配信活動をするには、手持ちのパソコンのスペックが足りているのか、WebカメラでVモデルが滑らかに動くのか、実際に配信ができるのか、確認するにはフリーモデルの利用をおすすめします。トラッキングソフトにデフォルトで入っているフリーモデルを利用して確認することもできますが、ネットで配布されているフリーモデルを使えば、トラッキングソフトへのモデルの導入作業などを通してソフトの操作への理解が深まり、なおかつコストもかからないのでVTuber初心者の方はぜひ実践してみてください。
操作の練習に使える
フリーモデルをおすすめする2つ目の理由は、人気の配信者になるためには練習が必要だからです。
機材やモデルがあれば、誰でもVTuberになることができますが、人気を得るためにはVモデルの自然な動きやパソコンの操作が必要です。実際に私が初めてLive2Dモデルを動かしてみてとき、目線や体、口元などの動きの不自然さがとても目立ち、人気のVTuberさんのように配信するには練習が必要だと感じました。
VTuberとして配信活動している人を良く観察してみると、VTuberならではの動きはたくさんあります。
例えば雑談配信の際、多くのVTuberさんは少しオーバーに体を揺らしたり、口角をあげて話したり、豊かな表情で感情を表現したりしています。これらの動きははじめのうちは意識しないとなかなか難しいと思います。
また、Vモデルの動き以外にも、キーバインド設定や配信ソフトの操作などもスムーズに行えるように学習して慣れておかないと、いざVTuberとして配信をするときに手間取ってしまい、せっかく配信を見に来てくれた視聴者にマイナスのイメージを与えかねません。ファンになってくれる機会を逃さないためにも、VTuberとして配信活動をする前にはたっぷり時間をかけて練習をしましょう！
自分のなりたいVTuber像が明確化する
フリーモデルをおすすめする3つ目の理由は、オリジナルVモデルをつくる際にキャラクターのコンセプトや動きのイメージなどが明確になるからです。実際にいくつかのVモデルを動かしてみると、モデルごとに動きの違いがあることがわかります。例えば、髪やアクセサリーの揺れ方、目の動き方、顔や体の動かせる角度や範囲、表情差分の種類などです。
特に、Vモデルの制作を他社に依頼する場合は、見た目の要望や希望する動きを明確に伝えておくことで認識齟齬などのトラブルを避けることができます。いろんなVTuberの動きを観察したり、自分でVモデルを動かしてみることで、自分のなりたいVTuber像が見えてくるので是非実践してみてください！
フリーモデルを利用するデメリット
VTuberとしてのオリジナリティ・個性が減少する
フリーモデルを使用するメリットを説明してきましたが、デメリットもあります。フリーモデルは誰でも利用できるため、VTuberとして本格的に活動しようとするとキャラが被ったりしてあなただけの個性を十分に発揮できず、あなたの魅力を最大限に引き出せない可能性が非常に高いです。そのため、フリーモデルはVTuberとしての初めの一歩を踏み出す時や、初心者さんの練習台としての使用をおすすめしています。
同じモデルを使用する他者の影響でトラブルに巻き込まれる可能性がある
先ほどのデメリットでもあったように、フリーモデルは誰でも利用できるため、姿形が全く同じのVTuberが何人も存在することもあり得ます。この場合、他者が何かしらの問題を起こしてしまった際、同じ見た目が原因の勘違いにより自分自身が攻撃されたり、叩かれたりしてしまう可能性があります。これは実際に合った事例です。このようなトラブルに巻き込まれてしまうことは、フリーモデルを配信活動に使用する一番のデメリットといえます。
おすすめのフリーモデル4選
ここからは、VTuberになってみたい方におすすめのフリーモデルを4体ご紹介します！
以下でご紹介するフリーモデルはうさねこメモリーが作成したLive2Dモデルで、おすすめの理由は大きく2つあります！
1つ目は、無料で使えるのに表情差分16種＆感情エフェクト13種（❗や💢など）＆かわいいお洋服がデフォルトで付いており、あらかじめ設定されたキーバインドでの切り替えが可能だからです！
この数の差分やエフェクトがデフォルトでついているフリーモデルは珍しく、有料のVモデルとほぼ同等です。そのため、パソコンの負荷チェックやVモデルを動かす練習に最適です！
2つ目の理由は、利用に関する制約が比較的緩いことです。
うさねこメモリーのフリーモデルは、商用利用OK、加工OK、洋服変更OKなので、髪色やお洋服などを加工してVTuberデビューしてもOKです！（※加工や洋服の追加などには、別途料金や加工技術が必要になる場合があります。）
また、個人の方はもちろん法人でもご利用可能で、活動内容に関しても特に制限は設けておりません！ゲーム配信や雑談配信、ASMR配信などお好きな活動にご利用ください！
他にも、Live2Dモデルを使った動画作品を制作するなど、様々な用途でご利用いただけます！ただし、転売、販売、再配布、当素材を組み込んだ別素材としての販売、配布等は禁止させていただいておりますのでご了承ください。
では、さっそくフリーモデルを順番に紹介していきます！
【フリーモデル】銀髪の女の子
ウェーブのかかった長い銀髪が美しい女の子。
頭頂のアホ毛がハートになっていて可愛いです！
可愛さと美しさを兼ね備えたちょっとミステリアスな雰囲気があります。
▼ダウンロードはこちら▼
【フリーモデル】銀髪の女の子
https://vtem.jp/listing/ulvm2_0001/
【フリーモデル】ブロンドの女の子
すこしたれ目のオッドアイが特徴的な金髪の女の子。
天使のような純粋さがにじみ出ています。
無邪気で元気がいいキャラクターにも、おっとりした癒し系のキャラクターにもなれそうです。
▼ダウンロードはこちら▼
【フリーモデル】ブロンドの女の子
https://vtem.jp/listing/ulvm2_0002/
【フリーモデル】 ショートボブのやんちゃな女の子
こちらはアニメの世界のような個性的なお洋服を提供しているアパレルブランド、Favorite様とコラボしたフリーモデルの第一弾です。
明るい髪色のショートボブでやんちゃそうな雰囲気のある女の子。
明るく元気な配信でみんなに笑顔を届けたい！と考えている方にはこの子がおすすめです。
▼ダウンロードはこちら▼
【フリーモデル】 ショートボブのやんちゃな女の子
https://vtem.jp/listing/model_0004_favorite/
【フリーモデル】茶髪の癒し系お姉さん
個性派ファッションブランドのFavorite様とコラボしたフリーモデルの第二弾です。
清純派お姉さんとしての落ち着きを感じます。
声が低めの女性の方や、お姉さんボイスをお持ちの方にはこのフリーモデルがオススメです！
セットのTシャツに着替えると、ちょっと抜け感が出てまた違った可愛さがあります。
▼ダウンロードはこちら▼
【フリーモデル】茶髪の癒し系お姉さん
https://vtem.jp/listing/model_0005_favorite/
フリーモデルを動かしてみよう！
ここからは、Vモデルの動かし方を簡単に解説していきます。
準備するもの
・PC
・Webカメラ（iPhone）
・VTube Studio（以下VTS）
・フリーモデル
Vモデルを操作するために必要な物に関してはこちらの記事で解説しています！
VTuberになりたい人は必見です！是非参考にしてみてください！
今回、フリーモデルは『銀髪の女の子』を使っていきます。
あらかじめお手持ちのパソコンにVTSをインストールしておいてください。
▼VTSのインストールはこちらから▼
https://store.steampowered.com/app/1325860/VTube_Studio/?l=japanese
手順
①フリーモデルをダウンロードする
まず、ダウンロードページからVモデルをダウンロードし、zipファイルを解凍してください。
VTuber向け素材ダウンロードサイト『Vtem』では、無料の会員登録をするとフリーモデルをゲットすることができます！
▼Vtemダウンロードページ▼
https://vtem.jp/listing/ulvm2_0001/
②VTSにモデルを導入する
次にVTSを起動し、一番左上のアイコンをクリック→「自分のモデルをインポート」を選択します。
すると下記のようなポップアップが出現するため右下の「フォルダを開く」をクリックしてフォルダを開きます。
開いたフォルダに先ほどダウンロードしたLive2Dモデルのフォルダを移動させます。
これでモデルの導入は完了です。
もう一度VTSの一番左上のアイコンをクリックしてモデルが導入されているか確認してください。成功していればモデルのアイコンが表示されています。もし、アイコンが無かったらVTSを再起動してみてください。
③モデルを動かす
Vモデルは、カメラで人物の動きや表情を読み取ってパソコン画面上のＶモデルに反映させて動かします。まずはWebカメラとパソコンを接続しましょう。
VTSの歯車マークをクリックし、左上のカメラのマークをクリックすると、右側にカメラ設定ウィンドウが出現します。一番上の青いボタン「カメラを選択する」をクリックしてください。
ポップアップが出現するので、以下のように設定を進めます。
①使用するカメラの名前を選択し「OK」をクリック
②「1280×720」を選択し「OK」をクリック
③「30」を選択し「OK」をクリック
④「MJPEG」を選択し「OK」をクリック
これでカメラの設定は完了です。
「カメラ ON」をクリックすると自分の動きと連動してVモデルが動きます。
最後に「カリブレーション」をクリックし、目や口、眉などの基準位置が決まれば設定完了です！
▼iPhoneを使う場合
Webカメラの替わりにiPhoneを利用する場合の手順は以下の通りです。
①iPhoneにVTS公式アプリをインストールする。
②iPhoneとパソコンを有線で接続する。
③iPhone側の設定画面の「USB接続設定」をUSB接続開始にする。
④パソコン側の設定画面も同様に「USB接続設定」をUSB接続開始にする。
ステータスが黄色から緑色になれば接続完了です。これでiPhoneをWebカメラとして使えるようになりました。
④パラメータの調節
モデルは動いたけど、目が半開きになる、しゃべるときに口角が下がるなど、意図しない動きをする場合は、VTS内でパラメータを調節することで自分の好みに合わせた設定に変更することができます。
中の人は口を閉じているにも関わらずVモデルの口がわずかに開いているので、口の開閉「Mouth Open」を設定してみます。
口を閉じた状態でパラメータの値を確かめてみると、私の場合は口を閉じていても「0.03」の値が入力されています。この入力値が大きいほど「口が開いている」とVTSが判断しているということです。
解消するためには、最小値を上げます。これで私の口が「0.03」開いていると判断されても、「0.03」が最小値のためVモデルの口はピタッと閉じた状態になってくれます。
口や顔の角度なども同様に調節することができるので、モデルを動かした際に違和感がある場合は是非試してみてください。
⑤キーバインド操作
『銀髪の女の子』にはあらかじめ、表情や服装を切り替えることができるキーバインドが設定されています。特定のキーを同時押しするというワンアクションで、笑顔や怒り顔、泣き顔などに切り替えることができるので、配信や動画制作などに活用することできます！
ただ、キーバインドの種類が多いので、覚えて操作に慣れないと配信に活用するのは難しいかもしれません。根気強く練習を重ねて、操作に慣れましょう！
まとめ
今回はVTuberとして活動する際、フリーモデルを使用するメリットとデメリットの解説とうさねこメモリーのフリーモデルの紹介をさせていただきました。VモデルはVTuberとしての人気を左右する重要な要素の一つです。早く自分だけのVモデルでVTuberデビューがしたいと思っている人にこそ、まずは無料のLive2Dモデルを利用して下積みや下準備をすることを強くおすすめします。
また、VTuberになるために一番大切なのは、新しいことにチャレンジする勇気と、なりたい自分を強くイメージすることだと私は思います。
この記事が少しでも「VTuberになりたい！」と思っている人の参考になれば幸いです。
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